洗濯洗剤と言えば、粉末洗剤・液体洗剤・ジェルボールなど様々な形で販売されています。
今回は代表的な、粉末洗剤と液体洗剤の違いについて詳しくご紹介していきましょう。
洗剤が汚れを落とす仕組み
そもそも洗剤がどのようにして汚れを落としているのかご存知ですか?
洗剤の液性に注目!
それを酸性・アルカリ性などで表す液性というものがあります。
液性はその強さをpH(ペーハー・ピーエッチ)で表します。
pH7を中性とし、酸性とアルカリ性の中間の性質です。
● 大きければアルカリ性
と表します。
それぞれ、アルカリ性・酸性に傾けば傾くほど、洗浄力が強くなるというのがポイントです。
汚れを落とすってどういう事?
● 皮脂汚れ
● 油汚れ
● 食べこぼし汚れ
など、普段の生活の中でよく出る汚れは酸性の汚れです。
つまり
を使う事で、汚れが落ちるという訳なのです。
粉末洗剤の液性
では粉末洗剤はどうでしょう?
液性を見てみると「弱アルカリ性」となっています。
つまり、酸性の汚れに適した洗剤という訳です。
液体洗剤の液性
液体洗剤の液性のほとんどは、「中性」です。
中性洗剤は、そのままでは汚れを落とす力は強くありません。
粉末洗剤のメリット・デメリット
洗浄力が高い
先ほど説明したように、アルカリ・酸性に傾けば傾くほど洗浄力は強くなります。
普段良く出る汚れの多くは、酸性汚れですので、アルカリ性に近い「弱アルカリ性」の粉末洗剤は、それらの汚れを落とすのに非常に効果的です。
ビルダー(助剤)には、
● 界面活性剤だけでは落としにくい頑固な汚れも分解
といった洗浄効果を高めると言うメリットだけでなく、
もあり、汚れ落としに非常に大きなパワーを発揮してくれるのです。
価格が安い
液体洗剤に比べて、価格が安いのも特長の一つです。
粉末洗剤は、
● 陳列する際も効率よく陳列できる
これらの事から、販売・運搬コストが抑えられ、液体洗剤に比べて安価で販売できるというメリットがあります。
溶けにくく使いにくい
しかし、デメリットもあります。
● 水温が低いと溶けにくい
● 洗剤残りが出る
といった不安があります。
色落ちしやすい
また中性洗剤に比べると、洗浄力が高い分、色柄物や繊細な衣類へのダメージが大きくなります。
液体洗剤のメリット・デメリット
では続いて液体洗剤のメリット・デメリットを見ていきましょう。
衣類にやさしい
先ほど説明したように、液体洗剤の多くの液性は中性です。
中性の液性を持つ洗剤は、アルカリと酸性の中間の性質を持ちます。
溶けやすく使いやすい
液体ですので、水に溶けやすく、ドラム式の洗濯機にも適しています。
価格が割高
反面、
● 容器代にコストがかかってしまう
と言った理由から、粉末洗剤に比べてやや割高になってしまいます。
洗浄力が劣る
液体洗剤のほとんどは中性で、洗浄力が穏やかで、衣類や肌に優しいという特徴があります。
ですので洗浄力を考えると、粉末洗剤に劣ってしまいます。
液体洗剤と粉末洗剤を比較した結果!
ここまでそれぞれの特長をご紹介してきましたが、
という風に使い分けるといいでしょう。
しかし、液体洗剤でもある程度の汚れはもちろん落ちますので
と言った使い分けもいいかもしれません。
まとめ
今回「液体洗剤と粉末洗剤の違いって何?メリット・デメリットを比較!」についてご紹介しましたが、それぞれにメリット・デメリットがある事がお分かりいただけたと思います。



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