今回紹介する洗濯洗剤さらさは、公式サイトでも無添加というポイントをオススメしているようです。そこで今回は、何が無添加なのか、赤ちゃんに使えるほど安全なのか、詳しくご紹介しましょう。
洗濯洗剤さらさの特長
● 高活性オーガニック酵素配合
自然由来の洗浄補助成分を配合した液体洗剤です。
● 蛍光剤・漂白剤・着色料が無添加
さらさは、蛍光剤・漂白剤・着色料が無添加です。
● 肌テスト済み
皮膚科の先生監修のもとに肌テストをしていると書かれています。
● すすぎ1回OK
つけ置きなし・すすぎ1回で洗い残しもありません。
1.蛍光剤が無添加
蛍光剤(蛍光増白剤)とは・・・
● 黄ばみを白く見せるために、染め上げる染料の事
しかし蛍光剤は、洗濯を繰り返すうちに徐々に流れ落ちていき、衣類自体が黄ばんだように感じるのです。
しかし、蛍光剤(蛍光増白剤)のポイントは、
「衣類の汚れを落として白く見せているのでは無い」
「衣類に着色している」
と言うところにあります。
特に肌の未発達な赤ちゃんの場合、どんな影響があるかわかりません。
蛍光剤の与える影響は?
蛍光剤(蛍光増白剤)を使った動物実験やパッチテストで、重大な影響を与えると言う結果はないようでした。
基本的に用法用量をしっかり守って使用していれば問題はないとされていますが、心配であれば
● すすぎは2回行う
● 衣類は詰め込みすぎないように洗う
と言った点に注意して洗うといいでしょう。
2.漂白剤が無添加
漂白剤とは・・・
● シミや汚れの色素を分解し、白くする薬剤の事
漂白剤には大きく分けて
● 酸化型漂白剤
● 還元型漂白剤(粉末)
の2種類があります。
その中の酸化型漂白剤を
● 塩素系漂白剤(液体)
● 酸素系漂白剤(液体・粉末)
に分ける事ができ、それぞれ強みと弱みがあります。
● 塩素系漂白剤
● 酸素系漂白剤
● 還元型漂白剤
一見すると配合されていたほうが、衣類にはいいように感じます。
漂白剤の与える影響は?
● 経口毒性あり
● 原液の場合失明の恐れあり
● 肌に直接ついた場合、発疹などのトラブルあり
と言った危険性があります。
もし漂白剤の配合された洗剤で洗濯したとしても、きちんと洗い流し、衣類に漂白成分を残さないと言う事が一番重要になります。
3.着色料が無添加
着色料とは・・・
● 製品に色を付けるための添加物の事
なぜ洗濯洗剤に着色料が使用されているのかと言うと
「直接塗布した際、見た目に分かりやすくするため」
と言ったメリットがあるからです。
着色料の与える影響は?
着色料の種類によりますが、口から摂取した場合に限り
● 胎児に影響
など様々な影響のある着色料もあります。
また繰り返し使用し続けることで
などの肌トラブルを起こす危険性もあるようです。
いずれにしても、使用量や使用方法を守って使っていれば危険性は少ないと言えます。
赤ちゃんにも安全に使えるの?
注目すべきポイント(界面活性剤)
赤ちゃんに使えるほど安全かどうか判断するポイントの一つに、どんな成分の界面活性剤が使用されているかという事が挙げられます。
よく、「自然由来」「天然系」の界面活性剤を謳った洗剤もありますが、
● 天然に存在するものを原料に科学的に合成したもの
それが、界面活性剤として使われています。
成分表の界面活性剤の欄を見てみると、
● アルキルエーテル硫酸エステル塩
● ポリオキシエチレンアルキルエーテル
● 純せっけん分(脂肪酸ナトリウム)
● LAS
の4種類がありました。
その中でもよく目にするのが
● ポリオキシエチレンアルキルエーテル
● LAS
の2種類です。
この2種類は動物実験で、特定の条件下の元「肌に軽度~中度の皮膚反応が認められた」、「皮膚から微量に吸収される」と言った結果が報告されているようです。
これだけ見ると非常に危険で安全性の低い成分のように思いますが、いずれも「ヒトの健康に影響を及ぼすリスクは極めて低い」と結論付けられています。
個人の体質によっては、トラブルを起こす可能性がゼロとは言い切れません。
洗剤の場合、どうしても汚れを落とすためには界面活性剤が必要です。
注目すべきポイント(香料)
そしてもう一つが「香料」です。
香料には
● 植物などから抽出された天然香料
● 人工的に精製された合成香料
の2種類があります。
そもそも香りを感じる=体内に取り込んでいると言う事ですので、安全性の認められていない成分ですと、人体への影響が気になります。
洗濯洗剤さらさの成分表を確認してみると
● 「香料」の欄に「香料」と記載
なぜなら香料自体、具体的な成分名を表示する義務がないのです。
洗濯洗剤さらさの場合、どんな成分なのか分かりませんが、実際に香料は使用されています。
「赤ちゃんにも安全に使えるか」まとめ
ここまで、洗濯洗剤さらさの無添加の内容と、気を付けるポイントについてご紹介しました。
内容をまとめてみると
● 蛍光剤・漂白剤・着色料の3つが無添加
● 界面活性剤はやや不安がある成分を使用
● 種類の分からない香料が使用
と言う事が分かりました。
無添加と言っても3種類だけで、成分の分からない香料は使用されています。
また、界面活性剤についても人体への影響のリスクは極めて低いが、その結果には個人差があると言う事が分かりました。
特に成長段階の赤ちゃんの肌には、どんなトラブルがあるか分かりません。
まとめ
今回「洗濯洗剤さらさは無添加だから赤ちゃんにも安全なの?」についてご紹介しましたが、無添加だから安全というわけではないと言う事がお分かりいただけたと思います。


