
赤ちゃんがいるご家庭や、敏感肌の方にとって、肌に直接触れる衣類の洗剤はとても気になる要素の一つですよね?
そんな方にオススメの洗濯洗剤には
● どん洗剤があるのか?
● どんなポイントに気を付けなければならないのか?

そういった事を含めて、赤ちゃん・敏感肌の方にもおススメの洗濯洗剤をランキング形式でご紹介しましょう。
界面活性剤について

まずは洗濯洗剤を選ぶうえで一番気になる「界面活性剤」についてご紹介しましょう。
界面活性剤とは?

水と油のように、本来混じり合わないものの間にある境界の性質に働きかけ、その性質を変える物質のこと。
つまり、衣類に付着した油汚れを衣類から

「浮かび上がらせる」「水になじませる」「洗い流す」と言った汚れに作用するために必要不可欠な物質です。
そんな界面活性剤の種類を、家庭用品品質表示法では
1.「石けん」
2.「石けんでないもの」(合成界面活性剤)
の2つに分けています。
1.石けん
性質:弱アルカリ性
見分け方:品名に「石けん」の文字が入っている製品(例:洗濯用せっけん)

※ただし「複合石けん」という記載がある場合、石鹸と合成洗剤の成分が配合されたものになるので注意が必要です。
大きく分けて
● 脂肪酸ナトリウム(ソーダ石けん)
● 脂肪酸カリウム(カリ石鹸)
の2種類があります。
また石けんは

動物や植物の油などの原材料に、強アルカリを混ぜ撹拌し熱反応を起こしたり、原材料を強アルカリで加熱する事で生成される
と、かなりシンプルです。

つまり油脂を強アルカリで加熱・撹拌する事で、化学反応を起こし、作られたものが石けんです。
牛脂・ヤシ油・オリーブ油・馬油などの原料
↓↓アルカリで煮る・熱反応を起こす↓↓
↓↓化学反応が起きる↓↓
それらが「石けん」となる

つまり石けんも化学物質であることに間違いありません。
2.合成洗剤(石けんでないもの)
性質:中性・弱アルカリ性
見分け方:品名に「石けん」の文字がないもの(例:洗濯用合成洗剤)
合成洗剤は、石油や植物油を原材料とし、化学的に合成されたものです。
合成界面活性剤を主成分とし、様々な添加物が配合されたもの。
石油・天然の油脂などを原料
↓↓化学合成↓↓
それらが合成洗剤となります。
しかし、植物由来の油脂を原料としたとしても、化学合成された物質によっては
● 毒性が強い物質
になる場合もあると言う事を頭に入れておかなければなりません。
それぞれのメリット・デメリットは?
石けんのメリット
● 洗浄力が高い
● 環境・肌に優しい
石けんのデメリット
● 価格が割高
● 使い方が難しい
ミネラル分の多い水に弱い
これらが原因で石けんカスが出てしまい、それがカビやニオイの原因となってしまいます。
合成洗剤のメリット
● 低価格
● 使いやすい
合成洗剤のデメリット
● 石けんに比べ洗浄力が劣る
● 環境・肌に影響を及ぼすものもある
植物由来・天然系だから安心なの?
しかし先述したように、原料が何かは重要ではないのです!
石けんも合成洗剤も化学物質に違いはありません。
ただし、石けんは何千年も前から使用されています。
つまり石けんは、数少ない安全性が確立された化学物質と言えます。
しかし合成洗剤の歴史は浅く、まだまだ人体や環境への影響がはっきり分かっていない物質も数多くあります。
「石油だから危険」や「植物由来・天然系だから安全」
「合成洗剤は危険」「石けんは安全」
と言う判断をするのではなく、
● どんな性質をもつ物質が使用されているのか
添加物について
添加物とは?
香りを付けるための「香料」
衣類を白く見せるための「蛍光増白剤」
色を抜いてキレイにする「漂白剤」
品質保持のための「保存料」「酸化防止剤」
洗浄力アップのための「酵素」
しかしその成分によっては、毒性のあるものだったり、肌に悪影響を及ぼす可能性のあるものもあるのです。
無添加と言う言葉に惑わされないで!
ここで注目してほしいのが「無添加」の定義。
つまり、純石けんのように
● 一切の添加物を入れていないものを「無添加」
と呼ぶメーカーもあれば、
● 数ある添加物のうち、一種類でも添加していないものを「無添加」
と呼ぶ場合もあるのです。
また分かりづらいのが
● 添加物の含有量が1%未満の場合、成分表に記載する義務がない
と言う事。
添加物の種類
基本的に赤ちゃんや敏感肌の方には、添加物の一切入っていないものを選ぶことをオススメしますが、中でも気を付けるべき添加物がいくつかあります。
【蛍光増白剤】
蛍光増白剤を簡単に説明すると、「衣類を白く見せるための染料」の事です。
しかし、蛍光増白剤はある種の「染料」ですので、衣類に残ってしまうという可能性があります。
【香料】
香料とは、「製品に香りを付けるための材料」の事です。
動植物から抽出された天然香料と、人工的に精製された人工香料があります。
● 安全性の確認されていないもの
● アレルギー反応を起こす成分が配合されたもの
【柔軟剤】
柔軟剤とは、「繊維に柔らかさを与え、静電気を防止するための仕上げ剤」の事です。
繊維をコーティングすることで、繊維同士の摩擦を防ぎ、繊維がふわふわになります。
という事は、成分によっては
● 経皮毒の可能性
● 化学物質過敏症の発症
といった健康被害が起こる可能性があるのです。
ランキングをつける際の基準について
● 肌へのダメージ
● 内容量の多さ
● 料金設定
このことを基準として洗濯洗剤ランキングをつけていきたいと思います。分析した結果を★3つを満点としてそれぞれ評価していきます。
今から購入しようと考えている方はぜひ参考にしてみてください。
1位 All things in Nature(オールシングスインネイチャー)
★★★ 肌へのダメージ
子供も肌が弱い体質なので私と同様によく肌を掻くことが多くありましたが、使用してからは掻くことが少なくなりました。
★★★ 内容量の多さ
内容量として500ml入っています。使用容量として、水量30リットルに対して約5ml 500mlで洗濯100回分となっています。
★★★ 料金設定
>>オールシングスインネイチャーの公式サイトはこちらになります。
>>オールシングスインネイチャーの体験談はこちらになります。
2位 Dolci Bolle(ドルチボーレ ナチュラルウォッシュ)
★★★ 肌へのダメージ
肌のことを考えられて作られた商品になるため肌へのダメージは少なくなっています。
★★ 内容量の多さ
内容量の多さとして500mlとなります。
★★ 料金設定
料金が3.888円(税込)と少し高めになっていますが、こちらで2か月は使用できるため、1か月1.944円となります。
>>ドルチボーレナチュラルウォッシュの公式サイトはこちらになります。
>>ドルチボーレナチュラルウォッシュの公式サイトはこちらになります。


